株式会社京都ファーム彩

みんながうれしい畑の恵み

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万願寺とうがらし
伏見とうがらしの育て方
(共通)

ナス科の野菜で正式名は獅子唐辛子と言い、実の先端部分が獅子の頭に見える事から「シシトウ」と呼ばれています。原産地は南アフリカで高温に強い夏野菜です。
どの品種でも基本的な育て方は同じですが、環境や天候(雨)などによって辛さが変わることがあります。辛みが苦手な方は甘長など辛みを抑えた品種を育てると良いでしょう。
万願寺とうがらしや伏見とうがらしはビタミンCやカロチン・ビタミンEなど抗酸化作用の強い栄養素多く含む健康野菜。匂いの成分であるピラジンは血液をサラサラにし、脳梗塞や心筋梗塞の予防に良いとされています。

栽培成功のポイント

* とうがらしの生育適温は22~30℃で、高温にはかなり強い。
* とうがらしは次々と実がなります。実に養分を取られて株が疲れない為に早期収穫を心掛けましょう。
* 水不足や肥料切れになると辛みが出てしまうので注意しましょう。
* とうがらしの根は浅く張り出す為、土壌の乾燥には注意が必要です。
* ナス科とウリ科の野菜との連作障害があります。最低でも3年は間隔を空けましょう。
* とうがらしの花は雨に当たると落花してしまうため、軒下などの雨に当たらない場所で育てるのがポイントです。

プランターサイズと土づくり

とうがらしを栽培するときのプランターサイズは標準タイプ以上(60㎝~)を利用しましょう。根を浅く張る野菜で加湿を嫌うため、深型のプランターで育てましょう。苗を植える約2週間前に土づくりを済ませておきましょう。
苗と苗の株間は約20cm以上とし、苗は浅植えするようにしましょう。植え付け後はたっぷりと水やりを行ってください。栽培用土は市販の培養土を利用するのが簡単ですが、自分で作る時は、赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1それに石灰を用土10ℓ当たり10gと化学肥料を用土10ℓ当たり10~30gを混ぜ合わせた物を用意しましょう。栽培では水はけを良くするために、メッシュ付きのプランターか網に入れた発泡スチロールを底が見えない程度まで敷き詰めてやります。その上はウォータースペースを残し、鉢の8分目程度まで土を入れます。

苗の植え方

とうがらしの苗の植え方は予めポットより少し大きめの植え穴を空けて置いて、苗の根元を指で挟み根鉢が崩れないように丁寧に植え付けましょう。苗と苗の株間はプランターでは約20cm以上、露地では30㎝以上空けて、苗は浅植えにしましょう。植え付けた後に周辺の土を株元に寄せて株の根元を手で軽く抑えてやります。植え付けは晴れた日の午前中に行うと根が上手く定着します。植え付け後は根付くまでの間は仮支柱を立ててたっぷりと水やりを行ってください。

水やり頻度と与える量

とうがらしは乾燥に弱く水分を多く必要とする野菜です。用土の表面が乾いた時にたっぷりと水を与えるようにしましょう。とうがらしは水やりの回数を増やすよりも一度の水やり時に多めに与えるほうが効果的です。気温が上がる夏場だけは朝と夕方の合計2回の水やりを行います。とうがらしは水やりの回数が少なすぎると実が辛くなってしまうので注意しましょう。

追肥の頻度と与える量

とうがらしは1番果が付いた時に第1回目の追肥を施してやりましょう。次の果実がつき始めたら、2週間に1回、1株当たりに化成肥料を5g程度、株の周辺にパラパラっと撒くようにして与えましょう。
プランターで育てる場合は水やりを兼ねて週に1回薄めの液肥を与えるのも効果的です。
シシトウの収穫期間は6月~10月下旬までと長く、途中で肥料切れを起こしてしまうと辛みも増してしまうため、肥料切れにならない様にしっかりと追肥を行いましょう。窒素分が多い肥料を追肥で与えると草勢が強くなり過ぎてしまって葉が必要以上に茂ってしまいます。実がなりだしたら窒素分の少ないぼかし肥料を使うようにしましょう。

収穫時期

とうがらしの収穫時期は開花から約2週間後で、実の大きさが5~7cm程度の時が収穫のタイミング。株を疲れさせないようにするため、早めに収穫するように心掛けましょう。とうがらしはヘタの部分をハサミで切って収穫します。尚、1番果は残しておくと株が弱るので忘れずに切取りましょう。

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